新社会人になる前の敬語チェック・正しく使えてますか? [言葉]
敬語は教育現場では同世代の人が多く
使う場面が少なかったのではないでしょうか?
学校生活においては
先輩
先生
アルバイトの接客
などなど
さまざまな敬語の使い分けをしてきたと思います。
ですが実際に社会に出てみると上記のような敬語では不十分です。
今の若い世代の人たちに代表される会社でつかえない
間違った敬語の種類としては、
・身内や自分を敬う表現
・アルバイト敬語
・若者言葉
上記の3つが例としてよく挙げられます。
これらを順々に見ていきましょう。
1 身内や自分を敬う表現とは
具体的な例を挙げますと
「おっしゃられるとおりです」
「ご覧になられましたでしょうか」
など、二重敬語の場合が多くなりがちです。
尊敬語や謙譲語を組み合わせることなく使いましょう。
2 アルバイト敬語とは
「○○でよろしかったでしょうか?」
「5000円になります」
などといった日本語として間違っている表現ですが
これはよく使われるパターンがいくつか存在するので
きちんと確認しましょう。
3 若者言葉
さすがに流行語などを上司の人たちにつかうことは
まずないと思いますが
「見れる」
などのら抜き言葉
「言えれる」
などのレ足す言葉
「やらさせてもらいます」
などのサ入れ言葉など、にも注意しましょう。
ここで「何が悪いのかわからない」という方は
急いで勉強しないといけません。
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そして先ほど例に挙げた表現を正すことができれば
立派な日本語として日常生活を送ることができます。
それによって立派な社会人と印象付けることができます。
普段からの少しの心がけで改善されるかもれないので
がんばりましょう。
こけらおとしの意味とは?漢字は? [言葉]
「こけら落とし」という言葉を聞くと、反射的に歌舞伎を思い浮かべます。
何気なく耳にしたり、聞いたりしている言葉ですが、どんな意味なのか、
深く考えた事なんて、あまりありませんよね。
こけら落としの、「こけら」という言葉ですが、
これはなんと木屑の意味だそうです。
江戸時代の芝居小屋の屋根は板でふかれていたので、
新築相成った際には、屋根に残った木屑を払い落として綺麗にしました。
それが転じて、芝居小屋の完成後、初めての興行をこけら落としと 呼ぶようになったということです。
江戸時代の人々は、粋を好んだ人たちで、川柳には田舎侍を
「浅葱裏」なんてあだ名をつけて笑ったりした事がたくさん詠まれていますから、
こんなふうに新しくお芝居がはじまる高揚感を、こけら落としと呼慣らわして、
とても楽しみにしていたんでしょうね。
何となく、今の東京の歌舞伎座のにぎわいのルーツを見るようで、
江戸時代の言葉はこんなに生き生きと、現代に残っているんだなあと思います。
さて、こけらの漢字表記ですが、あれは果物の「柿(かき)」とは違う文字だったんですね!
果物の柿は、旁(右側の部分)が鍋蓋に、市と書きますが、
こけらの旁はは縦に一本、すっと通るのです。
とてもよく似ている漢字なので、もしかしたら昔はどちらでも良かったのではないかなあと
思ったりしています。
というか、こけらおとしのこけらって、はじめはひらがなだと思っていました(笑)