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立川断層とは??発生確率、被害想定は? [災害]

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東京西部や埼玉に住んでいる人が気を付けなければならないことの一つに、
「立川断層」という将来地震を起こす可能性の高い場所があることがあります。
しかし、「断層」と言われても、あまりピンとこない人も多いと思いますので、
順に説明したいと思います。




・断層というのは何か?

今住んでいる日本列島は、大きなプレートと呼ばれる地盤に乗っているのと同時に、
太平洋の西側の海底のプレートが日本列島のプレートに力を与えています。

このプレートに力がかかった時に、力を受けたプレートが割れると同時に、
割れた部分が動いてずれてしまった結果できたものが断層になります。




・断層と地震との関連について

断層は先に説明したように、プレートとプレートとが押し合い、
その境目には大きな力が働いています。

また、境目の地盤の成分が脆い成分が多い場合などの理由で力が大きく
働く部分があります。

その特定の部分に大きな力が働き、プレートが動いたときに断層が発生したり、
今ある断層が大きくずれるときに地震が発生すると言われています。

つまり、これから断層ができる場合や、今ある断層に大きな力がかかり、
断層が動いた結果、地震が起きます。


ですので、今現在も動いている活断層と呼ばれる断層があれば、
将来的に地震が発生することが予測されます。


・立川断層とそれによる地震が起きたときの被害について

立川断層は、東京都西部にある府中市から立川市を通り、
埼玉県の名栗村にまたがってある断層です。

立川断層帯と言われる地震の発生に関わる断層は、
名栗断層と立川断層という二つの断層から構成されていて、
その長さはおよそ33kmになります。



推定でありますが、
M7.5前後の地震が発生した場合のシミュレーションの結果
があります。


まずは地震の被害ですが、

震度6以上の地域は東京都西部の市部になり、23区は震度5強前後
と推測されます。



次に、冬に起きた場合の予測ですが、

冬の朝では建物の倒壊に巻き込まれた死亡者数はおよそ2500人
負傷者は37000人前後

と予想されています。



東京都の西部から23区にかけて木造でできた建物が多いという データがありますので、大規模な火災の発生も予測されています。

そのデータを加味した冬の午後6時に地震が発生した場合、
90,000棟前後の全倒壊が予測されています。


さらに、電力や上下水道といったライフラインにも確実に影響があり、
特に下水道では20%の確率で使用不能になると言われています。



今後30年間で立川断層がきっかけで発生する地震の発生する確率は2%前後
50年間では4%と決して低い数字ではありません。


震災を多く経験してきた日本人だからこそ、地震の発生に備えて、
食料や水の買い置き、非常袋とラジオなどの情報を取るための手段の準備を
忘れないようにしてください。
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